衣替えは断捨離のチャンス! スティーブ・ジョブズ流〜切り捨てる勇気
やましたひでひこ氏の著書『新・片付け術「断捨離」』がベストセラーになってから、不要なモノを捨てることの重要性が知られるようになりました。
日本人特有の“もったいない精神”は確かに大切ですが、あまりに多くの衣服・雑貨に囲まれて暮らすのは非効率です。自分が快適に過ごすための空間を圧迫したり、モノを管理するために多くの時間を使ったりする生活は不健全だと思います。
そこで、こちらでは断捨離を行うメリットを紹介。さらに、衣替えシーズンを迎えて役割を終えた衣服・小物類を上手に断捨離するコツをお届けしたいと思います。
- 断捨離のメリット! 成功者はみんな知っている!?
- 衣替えシーズンの断捨離! 捨てる服の判断基準
- 衣替えが終わったら…!? 断捨離した服の捨て方指南
1.断捨離のメリット! 成功者はみんな知っている!?
実際、世界の成功者は断捨離の考え方を実践していることが多いです。Appleの創業者として有名なスティーブ・ジョブズも、断捨離の考え方を重視していました。
1-1.不要なモノを切り捨てる! 断捨離による時間・空間の活用術
ジョブズの有名な言葉に「もっとも重要なのは、何をするかではなく、何をしないか決定することだ」というものがあります。さまざまな物事すべてに手を出したとしても、それが全部成功することはあり得ません。だからこそ、自分が本当にやるべきことに集中し、それ以外を切り捨てることが大切だと考えたのです。
現実に、ジョブズはモノに対する断捨離を行っていました。不必要なモノは持たず、本当に必要だと思ったモノだけを所有したのです。ジョブズの場合は少し行き過ぎていたかもしれませんが、彼の衣服はいつも黒いタートルネック、ジーンズ、スニーカーでした。
あなたも不要なモノを断捨離し、時間と空間を効率的に活用する成功者を目指しませんか?
1-2.主婦にオススメ! 年120時間を節約する衣替えの断捨離
世界的な成功者を目指していなくても、断捨離には大きなメリットがあります。家事・育児に追われて自由な時間が確保できない…と悩んでいませんか?
外出時に着ていく服を選んだり、たくさんの衣服を洗濯したりする時間を節約すれば、今より多くの自由時間を確保できます。仮に服選び・洗濯にかかる時間を1日20分ほど減らせば、年120時間を節約可能です。
120時間あれば、疲れた身体を休めることもできますし、観たかった映画、読みたかった本に時間をあてることもできるでしょう。衣替えシーズンの断捨離は、主婦の自由時間を確保する絶好のチャンスになるのです。
創造的な自分の時間を持つことは、充実した人生を送るためのきっかけになることでしょう。
2.衣替えシーズンの断捨離! 捨てる服の判断基準
一般的に衣服の区分は春夏物・秋冬物の2種類です。春の陽気になったら防寒効果の高い衣服をしまい、秋が深まってきたら半袖をしまう…というように、春と秋が衣替えのメインシーズンになります。
ただ、断捨離といっても、必要な衣類まで捨てるわけにはいきません。しかし、「もしかしたら着るかもしれない」と“もったいない精神”を発揮すれば、一着も捨てられずに終わる恐れもあるでしょう。
こちらでは捨てる服の判断基準を解説し、間違いのない断捨離をサポートしたいと思います。
2-1.1年間の着用回数がゼロなら断捨離!
最初に考えるのは、この1年に何回くらい着用したかです。1年間で1回も着ていない服は、この時点で断捨離の対象にしてください。365日を過ごして着用回数がゼロなら、今後も着ることはないでしょう。
存在自体を忘れていた服も同じです。クローゼットをひっくり返して「あれ、こんな服あったかな…?」と思ったなら、それは必要のない服です。本当に必要があれば、意識から抜け落ちることはないでしょう。
ただし、葬儀用の喪服、何かのイベントで使う衣装など、例外的な衣服は着用回数に関係なく残して構いません。
2-2.気になる問題点がある衣服は断捨離!
穴の開いた服、ほつれた服、あるいは染みが残った服を捨てられずにいる方は多いようです。気に入っている服であれば、少しくらい問題があっても捨てられない…という気持ちはよく分かります。
しかし、問題点が気になるのなら、今後も着ることはないでしょう。本当に着るつもりがあるなら、とっくに修繕するか、あるいは問題点に目をつむって着続けているはずです。そこまでの熱意がなかったのであれば、残念ではありますが、断捨離の対象にしましょう。
2-3.痩せたら着る服は断捨離!
サイズが合わない服を「痩せたら着る!」と言い張って保管している女性は多いです。しかし、そう言っていた人がダイエットに成功する可能性は極めて低いのが現実ではないでしょうか。
もし、ダイエットのモチベーションを上げるためにワンサイズ小さい服を用意するとしても、1着だけ残しておけば十分です。大半は断捨離して、無事にダイエットが達成できたら、新しい服を購入すると良いでしょう。痩せた後の心配は、痩せてからでも間に合います。
2-4.子供服は優先的に断捨離!
お子さんの子供服にはたくさんの思い出がつまっています。しかし、子供はすくすくと成長するので、去年の服を着るのは難しいでしょう。実際、中学生くらいまでは身長が伸び続けます。
二度と着られない子供服がクローゼットを圧迫しているのは非効率です。子供服はワンシーズン終わるごとに断捨離するくらいの決意を持ちましょう。思い出は、また新しく作れば良いのです。
3.衣替えが終わったら…!? 断捨離した服の捨て方指南
さて、衣替えを迎えて断捨離した服は処分しなければいけません。捨てると決めた服はどのように処分すれば良いのでしょうか?
実は、衣類というのは捨て方が非常に複雑になっています。うっかり「服は燃えるはず」と可燃ごみに出してしまうと、収集してもらえない可能性があるのです。
3-1.要注意! 自治体によって衣類の扱いは異なる!?
綿、麻などの自然素材であれば可燃ごみになる可能性が高いですが、ほとんどの衣服はポリエステル、ナイロンといった化学繊維を使っています。自治体によっては、化学繊維を不燃ごみに指定していたり、そもそも布製品全体を資源ごみに指定していたりという場合もあるのです。
また、仮に綿100%だとしても、プラスチック製のボタンがついている場合はボタンを外さなければ可燃ごみに出せません。同じように、ファスナーがついているなら、その部分は金属ごみになるでしょう。
自治体のごみ出しルールを確認して、きちんと分別しなければ、ごみ収集の人に迷惑がかかってしまいます。
3-2.オススメは回収業者の有効利用!
ただ、自分でごみ出しルールを確認し、さらに必要に応じて服を裁断しながら分別するのは非常に大変です。中には「そこまでやるくらいなら断捨離はまた今度にしよう」と決心が揺らいでしまう方もいるかもしれません。
衣替えのシーズンを逃さずに断捨離をするなら、捨てる衣類はまとめて回収業者に引き取ってもらうほうが良いでしょう。多少の料金はかかりますが、回収業者なら分別は業者にお任せでOK。捨てる衣類をまとめて箱・ビニール袋に入れておくだけなので簡単です。
また、事前に回収業者に連絡する必要があるので、回収日に間に合わせようとする気持ちが働き、断捨離を実行する決意が固まるというメリットもあります。段ボール数箱くらいの少量であればリーズナブルに回収してくれる業者もあるので、探してみてはいかがでしょうか?
まとめ
以上、春と秋の衣替えシーズンに服を減らし、断捨離するためのテクニックでした。
- 断捨離のメリット! 成功者はみんな知っている!?
- 衣替えシーズンの断捨離! 捨てる服の判断基準
- 衣替えが終わったら…!? 断捨離した服の捨て方指南
これら3つのポイントを押さえれば、捨てる服の判断基準に迷うことも、捨て方に困ることもなくなります。考え方は衣類以外にも適用できますから、これをきっかけに断捨離の習慣をつけてみると良いでしょう。
時間・空間を有効活用して、創造的な人生を過ごしてくださいね!