会社の大掃除は段取りがすべて!? 大掃除を成功させる5つのこと!
2017年もあと少しで終わります。この時期になると家庭では年末の大掃除に関する話題が増えてきますが、実は最近、企業でも大掃除に取り組むことが多くなってきているようです。しかし、会社での大掃除は段取りが悪いと業務に支障をきたすリスクもあることから、尻込みしている企業も多いでしょう。そこで、今回は会社の大掃除を成功させるために知っておくべき情報をご紹介します。
- 会社の大掃除について
- 会社の大掃除の方法について
- 会社の大掃除チェックリスト
- 大掃除で出た不用品の処分方法
- 会社の大掃除に関するQ&A
この記事を読むことで会社の大掃除に関する情報を得ることが可能です。大掃除で出る不用品の処分方法についても触れていますので、気になる方はぜひご一読ください。
1.会社の大掃除について
1-1.会社の大掃除での困りごと
1-1-1.仕事をしている人もいる
真っ先に挙げられる困りごとといえます。業種や会社の規模によっても違いますが、大掃除の日であっても仕事をしている人もいるでしょう。そのような人たちの邪魔になっては本末転倒です。
1-1-2.長引くと業務に支障をきたす
大掃除はとても大変です。時には、予想よりも時間がかかってしまうこともあるでしょう。大掃除が長引けば予定していた業務に支障をきたします。だからといって、大掃除を中断すれば中途半端な形になってしまうため、大掃除の意味がありません。下手をすれば、ただ散らかしただけになってしまうこともあります。
1-2.大掃除を行うべき箇所
会社の大掃除といえば、やはりデスク周りですよね。ほかにも、以下のような場所を掃除するのが一般的でしょう。
- 建物の周辺
- 玄関
- 階段
- 給湯室
- 受付
- 応接室
- 給湯室
- お手洗い・トイレ
2.会社の大掃除の方法について
2-1.用意するもの
よほど汚れがひどいのでなければ、専用の道具などをそろえる必要はありません。以下のような基本の道具をそろえれば十分です。
- マスク
- ゴム手袋
- 軍手
- エプロン
- 新聞紙
- 雑巾
- バケツ
- ホウキ
- チリ取り
- 洗剤各種(酸性洗剤・中性洗剤・アルカリ性洗剤)
- 漂白剤
- 歯ブラシ
2-2.大掃除の正しい段取り
掃除全般にいえることですが、基本は「上から下へ、奥から手前へ」です。上から掃除を行うことでゴミを下に集めることができるので無駄がありません。同様に、奥から手前へ掃除をすることで二度手間を防ぎましょう。
また、オフィスにおけるセオリーとして、人のいない場所からはじめるということも挙げられます。これは、なるべく業務に支障をきたさないようにするためです。たとえばオフィスの周辺・玄関・階段・給湯室・トイレなどを手分けして掃除するようにしてください。
2-3.大掃除のコツ
人の邪魔になる場所は全員で一気に掃除することが大切です。人気のない場所は手分けして時間をかけて掃除をしても問題はありませんが、人の多い場所の掃除に時間をかけると仕事をしている人の邪魔になります。全員で集中的に取り組んで掃除を終わらせましょう。
2-4.社員ではできないところについて
たとえば、オフィスはビル内にあることも多くガラス窓の外側などは自力で掃除することはできません。また、エアコンや換気扇・給気口などは高所に設置されていたりするため、プロに任せたほうが良いでしょう。ほかにも、洗濯機やトイレなどの掃除もなかなか素人ではきれいに仕上げるのは大変です。
2-5.注意点
酸性洗剤を塩素系漂白剤と一緒に使用すると塩素ガスが発生します。塩素ガスはかつて戦争で毒ガスとしても使われたほど、非常に危険なガスです。絶対に酸性洗剤と塩素系漂白剤を混ぜてはいけません。たとえば、カビ取り剤などは塩素系漂白剤の成分が含まれていますので、お風呂や台所の掃除では気をつけましょう。
アルカリ性洗剤は金属に使用すると水素ガスが発生します。使用時には十分に換気をしてください。特に業務用のアルカリ性洗剤は強アルカリ性なので注意が必要です。
3.会社の大掃除チェックリスト
会社の大掃除の際に使えるチェックリストをご紹介します。参考にしてみてください。
- オフィスの外(植栽への水やり、ゴミ拾いなど)
- 玄関周り(ポーチのモップがけ、玄関ガラス拭きなど)
- ゴミの回収
- 受付台
- 床
- パーティション
- 共有廊下
- 椅子やテーブル
- カーペットフロア
- 照明備品
- 洗面台
- トイレ(パーティション・金属部・鏡などの拭き掃除、タイルのモップがけなど)
- 通路や階段(掃き掃除やモップがけ、手すり拭きなど)
4.大掃除で出た不用品の処分方法
4-1.不用品回収業者による処分方法
近年ポピュラーになってきている処分方法に「不用品回収業者の利用」があります。業者によって回収方法が違いますが、一般的には出張回収・宅配回収・持ち込み回収などの方法から選択可能です。特に出張回収の場合はトラックでひとまとめに回収してくれるので、手間がかからない処分法といえます。もちろん、事前の仕分けなどは必要ありません。しかも、処分品の中に機密情報などの入っている機器(パソコンなど)がある場合は、専用のソフト・破砕機を使ってデータを消去してくれるでしょう。たとえば、エコアースではHDD等を物理的に破壊してデータを完全に消去します。しかも、依頼があれば「データ消去・物理的破壊作業完了証明書」も作成可能です。また、業者にもよりますが、不用品に価値が認められる場合は買い取ってくれることもあります。
4-2.インターネットオークションなどを利用する
不用品に価値があるようであれば、インターネットオークションで売却するのも一つの手でしょう。ただし、不用品が大量に出た場合は、それぞれに出品作業や発送作業をしたり落札者と交渉したりしなければならず、とても手間がかかります。また、当たり前のことですが壊れているものなど、ゴミを出品することはできません。
5.会社の大掃除に関するQ&A
Q.会社の大掃除にはどのような服装でいくべきですか?
A.社風にもよりますが、一般的にはスーツで出社してトイレ・更衣室等で汚れてもいい服に着替えることが多いでしょう。スーツのままで大掃除をすることはあまりありません。もしも、スーツで掃除しなければいけない場合は、エプロンなどを持っていくことが重要です。
Q.オススメのお掃除グッズはありますか?
A.基本的にはご紹介した道具で足りますが、マイクロファイバークロスがあるとより掃除が楽になるでしょう。マイクロファイバークロスは繊維が非常に細かく、通常の雑巾に比べて汚れを落としやすいのが特徴です。
Q.不用品は自治体で処分できないのでしょうか?
A.企業から出た不用品・ゴミは産業廃棄物という扱いになりますので、自治体に回収してもらうことはできません。不用品回収業者などを利用して処分してください。
Q.業者を選ぶ際のポイントなどはあるのでしょうか?
A.いくつか抑えておくポイントがあります。まずは「分かりやすい料金体系になっているか」です。また、「実績」についても確認しておきましょう。起業間もない業者は不良業者のリスクがあります。このような点を重視して複数社をピックアップしたら、それらの業者を「比較」することも大切です。比較することで、条件の良い業者を探し出すことができます。
Q.業者とのトラブルに遭ったらどうすれば良いのですか?
A.消費活動における紛争解決・相談窓口に国民生活センターという行政が運営する機関があります。無料で相談が可能なので、気軽にご相談ください。また、トラブルが緊急を要する場合には、警察に相談することも視野に入れておきましょう。
まとめ
いかがでしたか? 今回は会社の大掃除に関する情報をご紹介しました。会社も1年たてば意外と汚れるものです。しかし、仕事をしている人もいることなどから、したくてもできずに困っている企業も多いことでしょう。しかし、しっかりと段取りをしておけば業務に支障をきたさず大掃除を行うことができます。今回の情報を参考にして、ぜひ、スムーズな大掃除を実現させてくださいね。